ドイツと言えば、ビール!そう答える方も多いのではないでしょうか。
そんなイメージを象徴するのが、毎年ドイツのバイエルン州ミュンヘン市で開催されているオクトーバーフェスト。
きっかけは1810年、当時の皇太子ルードヴィヒとザクセン皇女の結婚式を多くのミュンヘン市民が祝ったお祭りです。
現在では世界で最も規模が大きいお祭りとして、ミュンヘン市内の6つの醸造会社が運営する14の巨大ビールテントをはじめ、小さな屋台やアトラクションなど一日ではとても回りきれない広大な会場(その広さ、東京ドームの約9倍!)で多くのビールが飲み交わされます。
会場ではステージでの音楽や観覧車、ジェットコースターなどの移動遊園地など現代風に変化していますが、昔ながらの荷台にビール樽を積んだ馬車やブラスバンドの全長数キロに及ぶパレードは見所の1つとなっています。
ちなみに昨年は、600万人もの来場者によって、700万リットルものをビールが消費されたというから、まさに世界一のビール祭りですね。
日本での歴史はというと、2003年、日比谷シティにて、2年に1度開催されてきたドイツ旅行展終了を機に、同場所にて5月、「ジャーマンフェスト」、横浜の赤レンガ倉庫で10月、 「オクトーバーフェスト」が開催されました。
そして2006年に東京会場が日比谷シティから日比谷公園内に移動し、名称を「ジャーマンフェスト」から「オクトーバーフェスト」に統一。
2007年から東京、仙台会場では期間を延長し、10日間開催となりました。2012年はお台場にて春と秋の2回開催。2013年、秋には日比谷会場の規模を拡大し、地ビールのブースとともに「JAPANオクトーバーフェスト in 日比谷」を開催。
2016年度は全9会場延べ約46万人を動員する大型イベントとして、多くの方々に楽しんでいただきました。
今後もさらに多くの方々にドイツビールの美味しさ、オクトーバーフェストの楽しさを体験していただきたいと思います。そしてオクトーバーフェストをきっかけにドイツ文化に触れ、異文化交流を深めることができれば幸いです。
10月でなくとも、ドイツビール祭り=オクトーバーフェスト、として、 普段はなかなか飲む機会のない本場ドイツのビール、ソーセージを今年も日本各地で楽しみましょう!
プロースト!(乾杯!)